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現場力を鍛える 「強い現場」をつくる7つの条件

現場力を鍛える 「強い現場」をつくる7つの条件
遠藤 功
東洋経済新報社 (2004/02/13)
売り上げランキング: 8,954
おすすめ度の平均: 4
5 一生勉強できる本に出会いました
4 現場力を捉えた軸が載せられた書籍
4 現場とは何かが知ることができるけど・・・・

現場の土壌にこやしが必要と思う

好著である「見える化」の著者の前作にあたる本書は2004年ビジネス本ベスト1に選ばれている。著者はコンサルティング職を経験しているMBAスクールの教授である。コンサルにはさまざまな業務カイゼンの舶来ツールを素晴らしさをプレゼンし、クライアントの業務に適応させるアドバイスをするが、アドバイスだけで、成果の責任はないではないかという誤解ももたれる方もおられると思う。

著者はコンサルの経験を通じ、成功したケースとうまくいかなかったケースを比較検討し、うまくいかなかったケースにはその会社に現場があったことを指摘し、その土壌の問題点として現場力の弱さを指摘する。

現場という言葉は、なんどとなく、語り尽くされ、テレビドラマの刑事のセリフにまで至り、言葉に垢がついてしまった感がある。著者は、その現場という言葉のホコリをはらって、強い現場を作る条件を平易に説いている。

それは、要約してしまうと、当たり前の側面もあるが、現場の人々が自ら主体的に課題を発見し、解決していくという活動のサイクルである。著者は、本書では、具体的、重点的なポイントを7つとりあげて、強い現場のヒントを与えている。

「見える化」と同じく、本書に書いてあることも、自らの現場に当てはめ、自ら主体的に実施してみないと効果はない。コンサルやトップダウンの戦略や次から次に現れる業務パッケージの成果の芽がでるかどうかは、まさに現場という土壌を豊穣にさせることが前提になると思う。橋本治氏も「上司は思いつきで...」で述べていたが、需要と供給それぞれ不足していた、昔の現場には、豊穣であった。それが、市場は飽和し、ものやサービスの生産現場は、過剰競争で、枯れている。そこで、企業は未知の現場(商品と市場)を捜し求めて、枯れた現場を捨ててしまう。

レビュアーは枯れた現場を豊穣にするための、キーマンを育成し、モティベーションをあげて、部門の壁を破る権限を与え、現場を再び豊穣にすることが、本書のヒントの実践のためにも必要と感じた。

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Tracked on January 10, 2006 at 08:29 PM

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