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金融史がわかれば世界がわかる

金融史がわかれば世界がわかる―「金融力」とは何か
倉都 康行
筑摩書房 (2005/01)
売り上げランキング: 34,235
おすすめ度の平均: 4
4 コンパクトにまとまった金融史
5 久しぶりに面白い金融の本でした
5 金融の歴史観を学ぶ

金融の歴史がコンパクトに凝縮

人が経験からしか学べないように、社会も歴史の教訓からしか学ぶ事ができない。という点において、21世紀の経済を考える上で、さけて通れない金融経済をその歴史を知ることで、これから先どうあるべきか考える上でも本書は有効である。

おそらく、ハードカバーにすればかなりの情報量が簡潔に整理され、コンパクトにまとまっている。
近代的金融の始まりは英国が、植民地等との貿易において、商品の受け渡しのバイパスとして支払いの信用代行機関として発達した。当然、パックスブリタニカの時代は基軸通貨はポンドである。この伝統が、今もなお、金融の取引拠点としてロンドン市場が衰えを見せない証拠であろう。

やがて、英国も植民地の経済成長とともに覇権の座を米国に譲るのであるが、歴史という視点で興味ぶかいのは金融の歴史、金、銀との兌換性との関わりの変遷を経て、自国の実質経済と金融経済は当に双子のような軌跡を歩む。

米国の金融は、英国とは微妙に傾向が異なり、ロックフェラー、モルガン等の著名な大富豪が金融資本として米国の産業インフラのバックボーンとしての、私営米国銀行の色彩も強かった。

そして現代の金融派生商品という新しいビジネスをスワップ、オプション、証券化などの巧みな技術で作り上げたのが米国経済における、産業資本主義衰退後の、台頭である。

FRBの影響力、為替変動リスクの相殺も1つの目的としたユーロ、ドルとのペッグがはずれ、事実上も変動相場性に移行した人民元への言及もふまえており、濃密な内容の新書である。
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2006年1月10日(火)
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Posted by: トプログ | December 23, 2005 at 04:24 PM

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Tracked on December 23, 2005 at 05:38 PM

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