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かくれ里を旅する  白州正子の世界

かくれ里を旅する 花の巻 白州正子の世界 VHS

紀伊國屋書店 (2000/04)
売り上げランキング: 244,666

やまと心を感じる

ビジネス・経済書の紹介数が減って、そのレビューを期待されているビジターの方がいたら申し訳ないです。読書量は数倍に膨れ上がったのですが、もっぱら専門書のため一般に紹介するには妥当でなく、もっぱら、雑食で書かせていただきます。

白州正子さんは、祖父が西南戦争で官軍として戦った樺山伯爵というお姫さまで、米国留学もしていて、ご主人は吉田内閣でブレーンの仕事をし、オープンカーでドライブという、戦後の庶民からはかけ離れた女性だった。何しろ子供のころから、骨董の好事家の祖父の世代とつきあい、青山二郎、小林秀雄という伝説の時代を知っているだけにその審美眼は、なかなか庶民の体得できるところではない。そんなわけもあって、彼女に対してはニュートラルな立場を感じていた。鶴川の住まいの武合荘もたずねてみて、書籍に掲載されている逸品と数々とその環境のすばらしさに納得しながらも、かたや民芸好みのお金持ちの農家ごっこという感もあった。

白州さん好みの奈良の葛城古道を歩いたことがある。万人好みの名勝ではないが、確かに、古代の日本人の嗜好の一端が感じられた。本作品は、その白州さん好みのかくれ里を紹介したビデオである。交通の便の悪いところだけに、この値段で白州さんの感性が味わえるのは高くないと思う次第。

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