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東京奇譚集 村上春樹

東京奇譚集
東京奇譚集
posted with amazlet at 05.09.25
村上 春樹
新潮社 (2005/09/15)
売り上げランキング: 7
おすすめ度の平均: 4.46
5 Voice
5 初期の村上ワールドが好きな方はぜひ!
5 運命?偶然?

村上流闇の世界の象徴

奇譚集のタイトルを目にすると、幻想文学好みとしては、読まずにいられない。江戸川乱歩から倉橋由美子、澁澤龍彦まで奇譚集は短篇に限ると思う。長編にすると、何か意味付けなり、起承転結のロジックを作者が色づけしてしまうからと思う。

本書は村上氏としては異色の、奇譚集で、読者の反応も賛否両論あるようだが、(メジャーになってからの村上さんはいつも、まるで政府のように、賛否の両論を投げかけられているようにも思うけど)、レビュアーには、村上氏特有の実話かフィクションか、わからないが、洒脱な語りの中で日常生活の中の小さな奇遇や神秘を語っている。

レビュアーには、これも村上氏がデビュー当初から一貫して、問いかけてきた闇の世界の象徴と感じた。読書の秋の夜長を共にするのに悪くない。

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Comments

TBありがとうございました。
村上春樹はもともと幻想的な世界を描くことは
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」という傑作以外にも
不思議な短編がたくさんあって、やっぱり得意なんだと思います。
今回の奇譚は、現実と幻想のちゃんぽん具合が
今までになかった味わいをもって築かれていると思いました。

Posted by: fuRu | September 25, 2005 at 09:17 PM

fuRUさん:コメント、TBありがとうございます。おっしゃる通り、過去の短篇の小品にも幻想の一端はありましたね。たしかに、リアルな世界と得意の仮想の世界が分離されていない、あいまいさが、川上弘美さんのような味わいを感じました。

Posted by: 管理人 | September 26, 2005 at 07:18 AM

はじめまして古木33と申します。検索から辿り着きました。
本筋とはズレている私の感想で申し訳ないんですが、のちほどTBさせていただきますm(__)m

Posted by: 古木33 | November 03, 2005 at 09:34 PM

コメントありがとうございます。TBお待ちしております。村上春樹専門サイトではないのですが、いつのまにか東京奇譚集は検索のトップページにでてきてしまいました。再読しても味わい深く、就寝前に一話づつ、読み返しています。ハナレイベイは米国人でサーフィンが趣味の知人からハワイで静かできれいなところはないか教えてもらって行った事があり、小説のシーンにイメージを重ねあわせてみたりします。

Posted by: 管理人 | November 03, 2005 at 10:04 PM

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