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手毬の幻想美の世界 草迷宮 原作泉鏡花 監督寺山修司

草迷宮
草迷宮
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紀伊國屋書店 (2003/07/25)
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おすすめ度の平均: 4.33
5 手毬の幻想美の世界
4 怪優の系譜
4 やっと手に入りますね

手毬の幻想美の世界

原作者の泉鏡花は日本の文学が近代文体化する時代、日本の古来の言葉にこだわり、まさに言霊が音楽のようにながれる独特の古文体で世界を構築した。特に、彼の幻想文学の短編では、この文体が、特にこの世の中と異界が交流する世界で真骨頂が発揮されたいた。

幼い頃に聞いた手毬歌を追い求める青年がたどり着く先は妖怪入道の住む屋敷。普通ならば妖怪に殺されかねない状況下で主人公が難を逃れるモチーフにはイニシエーションの物語性を感じる。

本映画はその言霊の世界の原作にひけをとらない出来映えである。監督の天井桟敷主宰の奇才寺山修司が独特の映像美で再現。少年時代の三上博史。薬屋の少女。伊丹十三演ずる校長。圧巻は妖怪屋敷で繰り広げられる手毬のイメージの氾濫。ついにDVD化、寺山ファン必見である。

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