貧乏旅行のバイブル 深夜特急 沢木耕太郎
新潮社 (1986/05)
売り上げランキング: 250,117

中年でもおすすめ
無人島に持っていく
著者の波乱万丈な旅に思わず心わくわくドキドキ!バックパッカーのバイブル
サラリーマンを一日目で辞め、浅沼社会党首殺害事件”テロルの決算”やボクサーカシアス内藤の復活に関わった”一瞬の夏”等で気鋭のノンフィクション作家としてデビューした沢木氏は、文筆仕事をキャンセルし、ユーラシア大陸を香港からリスボン、そしてロンドンまでバスを使って踏破すると友人と賭けをして1年以上に渡る旅にでる。
1つ前の世代は小田実氏の”何でも見てやろう”が海外への貧乏旅行者のバイブルだった。
レビュアーはハードカバー出版時から何回も読みかえしてきたが、飽きるという事がなかった。沢木氏の繊細な視点と好奇心と行動力がストーリーの新鮮さを失わせなかったからと思う。
本シリーズではやはり香港からインドまでが1つの盛りあがりを感じる。後半のヨーロッパは沢木氏の視点、好奇心と国々の人々のリアクションの点で前半よりテンションがさがり、旅の終わりを象徴させている。
この旅を通して得た沢木氏の独特の視点、感性はその後の創作活動の中で、自分の”なぜ”にこだわり、思考・行動するスタイルに大きな影響を与えていると思う。
中学生から社会人までぜひ読んで、旅にでてほしいと思う一冊である。
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