« シェーカー―生活と仕事のデザイン | Main | 坂の上の雲 4 »

坂の上の雲 3

坂の上の雲〈3〉
坂の上の雲〈3〉
posted with amazlet at 05.07.03
司馬 遼太郎
文芸春秋 (1999/01)
売り上げランキング: 7,417
おすすめ度の平均: 5
5 遅々として進展のない愚鈍さの裏にあった脅威の事実
5 時代とともに生きるという事。
5 変化を読み取る、修正する、実行する

ロシア成立の司馬史観

小説では日清戦争が始まる。日清戦争はアジアに進出している列強と互角に日本のポジションを確保するために朝鮮に対する清と日本の支配権のこじれから発生し、局地戦のうちに和解に至る。従軍記者として果敢に参加した子規もすでに労咳にかかっており、病兵が搬送されるように帰国し、病臥の日々の中、有名な病臥生活の中での創作活動を行うが、やがて夭折する。

この勝利は逆に列強にとっての日本という小国の小さな脅威の印象を遺し、列強の三国干渉に代表される抵抗に波及し、その後の日露戦争への伏線となっていく。

司馬さんのロシアという国の成り立ちの史観が興味深い。ロシアは遊牧民族のモンゴル帝国に追われ、東欧の小さな国と化していたが、モンゴルの支配の終焉とともにシベリアとの毛皮貿易をもとめ、西にむかっって、遊牧民の大きな抵抗もなく巨大な国家となるに至った。いわばモンゴル帝国の鬼っ子として、モンゴル帝国の生まれ代わりとなっていたと説明している。

皆さんのクリックが励みです→人気本・読書blogランキング ありがとうございました。

|

« シェーカー―生活と仕事のデザイン | Main | 坂の上の雲 4 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/61482/4816625

Listed below are links to weblogs that reference 坂の上の雲 3:

« シェーカー―生活と仕事のデザイン | Main | 坂の上の雲 4 »