« 経済成長と失業問題を考える 市場主義 伊藤元重 | Main | 避けられない不幸 日本の戦争―なぜ、戦いに踏み切ったか? »

ブランドの達人 嗜好マーケティングはジャンルを越えて

ブランドの達人―3万人のブランドデータバンク
WATER STUDIO+EP‐engine
ソフトバンクパブリッシング (2004/10)
売り上げランキング: 18,205
通常24時間以内に発送
おすすめ度の平均: 4.56
1 おいおい・・・・
5 この本は良い!
5 ブランドをデータで把握・OKです!

 嗜好はジャンルを超える  

この本はマーケティングの参考書としてだけでなく、トレンド雑誌のよくできた特集のように抜群におもしろい。個人のテイスト、嗜好は商品ジャンルを超えて相関関係があることをブランドマーケティングのリサーチによって統計的に実証している。

その分析方法はコンサーバティブからアバギャルドという軸とヤングからアダルトという軸による2次元のマップ状に世の中の各種、個人のスキなブランドが位置づけられている。中心にカジュアルで大多数の一般人のマーケットになる。

さらに、この2次元マップ上で同じ場所に位置するブランドカテゴリーに属する服のブランドをスキな人はパソコン、車ならこんなブランドが好きという具合にして、数十人のブランド好き人間図鑑を作成していて、これが星座占いや血液型の類よりも興味深く人物像を描いている。

例えばIBMのThinkPadが好きな人はこれで絶対間違いないという自負をもっていて、平均年収は高い。洋服はユニクロから高級ブランドまでこだわらない。時計はオメガ、TVは見ないがしいていえばNHK,車はレガシー、PCはアップルが好きな人は...といった感じである。

何年か前にPanasonicとトヨタとコクヨ?が共通ブランド”will”を作り、モノの中身よりも見た目のおしゃれをコンセプトに協業したが、大成功というニュースは聞かなかった。これもこの本を読めば、”おしゃれ”の嗜好性が別々だったからではないかという事が納得できる。

本書はニッサンのPAO,SEIKOのアスタリスクブランドで一世を風靡したコンセプタ坂井直樹氏のブランディングコンサルティング調査会社他による編さんである。

消費社会では”A man is known by the items who keeps"という事だろう。

投稿

皆さんのクリックが励みです→人気本・読書blogランキング ありがとうございました。

|

« 経済成長と失業問題を考える 市場主義 伊藤元重 | Main | 避けられない不幸 日本の戦争―なぜ、戦いに踏み切ったか? »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/61482/4291163

Listed below are links to weblogs that reference ブランドの達人 嗜好マーケティングはジャンルを越えて:

» ■ブランドの達人 [コバコバ日記]
ブランドの達人 WATER STUDIO+EP‐engine ソフトバンクパブリッシング 2004-10 サイズ:単行本 / 254p 価格: ¥1,995 (税込) 著者: ウォータースタジオ /イーピー・エンジン 本日ご紹介する一冊は、その坂井直樹さんが主導するビッグプロジ.... [Read More]

Tracked on July 04, 2005 at 04:47 PM

» ブランドの達人―3万人のブランドデータバンク/WATER STUDIO他 05210 [分譲マンション屋の読書日記]
WATER STUDIO+EP‐engine ブランドの達人―3万人のブランドデータバンク ★★★★☆ 金曜日にチームラボ株式会社 の猪子寿之社長をご紹介頂いた。 頭脳明晰且つパワフルで、時間がたつのを忘れどんどん引き込まれた。 その際にご紹介いただいたのがこの本。... [Read More]

Tracked on August 01, 2005 at 12:01 AM

« 経済成長と失業問題を考える 市場主義 伊藤元重 | Main | 避けられない不幸 日本の戦争―なぜ、戦いに踏み切ったか? »