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戦略経営の発想法

戦略経営の発想法 ビジネスモデルは信用するな
木村 剛
ダイヤモンド社 (2004/03/05)
売り上げランキング: 11,228
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おすすめ度の平均: 3.52
4 サラリーマン、起業したい人にお勧め
3 実践第一
3 エコノミストから経営者への転向宣言

エコノミストから経営者への転向宣言

予想外の内容だったというのが第一の感想である。木村氏は日銀を辞め、政府の経済諮問で名を売り、経済エコノミストとして活躍し、著作活動や、その延長でKPMGやKFiでリスク管理と会計のコンサルティグをするに至ったのだと思っていた。実際のところは木村氏は安定したポジションの日銀を辞めて、KPMGの日本支社長にスカウトされたのではなく、起業としてKPMGジャパンを始めたのであった。(KPMGは日本の知名度は低いが米国ではビック2の税理事務所会社である)

このような経緯を経た故、本書は木村氏のエコノミストから経営者への転向の宣言書となっている。名をあげたコネで稲盛氏からドンキホーテ、楽天の社長と経済界の名経営者と面会して、まるで、社長業の新人の弟子と師匠との対話のように評論家の想像を超えた事業と経営者の厳しさをインタビューで学んでいく課程を記述している。

個々の名経営者の体験に基づく発言は参考になるが、木村氏の経営戦略は結局、最後まで全くでてこない。

経済情勢を政策のせいにするマクロ経済派エコノミストや企業を批判。ビジネスモデルは結果論である。どれがあたるかどうかは感である。完全な予測はできない。等々、前書群では経済危機を予言していたはずなのにと思った。誰でも軌道修正はあるのだから、それは容認するとすれば本書はまさに、著者のエコノミストから経営者へ転向の宣言書である。

結びはやっぱり会社経営は人であると、達観した名経営者のように結論し、現実派の巨匠ドラッカーの法則をあげて本を結んでいる。

裏表紙にはドラッカー氏の本の広告まで載っていて、これは著者の意図ではないと思うのだが...


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『戦略経営の発想法 ビジネスモデルは信用するな』 読み終えました。 これから、折に触れて、何度も読み返すような気がします。 10人の経営者との対話が、随所に出てきます。... [Read More]

Tracked on March 06, 2005 at 11:30 AM

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