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スティグリッツ 入門経済学

スティグリッツ 入門経済学
Joseph E. Stiglitz ジョセフ・E. スティグリッツ 秋山 太郎 木立 力 藪下 史郎 金子 能宏 清野 一治
東洋経済新報社 (1999/04)
売り上げランキング: 15,293
通常24時間以内に発送
おすすめ度の平均: 4.33
5 ノーベル賞受賞学者が贈る最良の経済解説
5 科学であることに配慮した書
4 村上龍も。。。

ノーベル賞受賞学者が贈る最良の経済解説

経済学に限った事ではないのだが、一般に大学の教科書は日本の著者よりも米国の先生の書いたものが、明快でわかり易い良書が多い。これは米国では教授職が常に、研究と教育の成果を評価されて、成果がなければ解雇という市場原理が働いている事と、欧米人が日本人よりも1つの事柄を体系だって文章で説明する能力があるからと思われる。

本書は世界銀行副総裁、クリントン政権の経済諮問委員を歴任し、ノーベル賞受賞の理論と実務で最高峰の経済学者スティグリッツ氏による、経済学の入門の教科書である。文章は平易、明快で用語の説明だけに始終せず、経済学を学ぶという事の意味が思想として伝わってくる名著である。

レビュアーは一般読者として読んだ。500ページの大書であるが、一般書と変わりなく、かつ大きな知的充実感の得る事ができた。

次のような方々にぜひ一読をお薦めしたい。

高校生:経済学部を選ぼうか悩んでいる

経済学部生:受験塾の講義はよく理解できたが、大学の授業はわかりにくい、 先生が良くないのか、教科書が悪いのか、自分の能力のせいか疑問。

職活の学生さん:経済専攻ではないが希望する会社にはいるため、スキルアップをしておきたい

サラリーマン:これまで実務の担当とマネージメントだけやっていれば良かったが、事業拡大とか売上げを伸ばす事を考えなくてはならなく立場になった。ビジネス書を読んでいるが、参考になるものが少ない。

本書は教科書であるが、新書として、広く、一般読者向けに出版を望みたい。

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Comments

はじめまして。楽しく読ませていただいてます。

僕は学部時代は経済学科に所属していたのですが、たしかにこの本は非常にわかりやすいと思います。

むやみに小難しい数式を使わずに、グラフで視覚的に理解できるように工夫されているので、おっしゃる通り経済学部に興味ある高校生や就活の学生にはぴったりですね。

Posted by: chinstrap | February 28, 2005 at 05:52 PM

chinstrapさん:コメントありがとうございます。
こんな経済の教科書の紹介をエンジニアがしても、興味ないだろうなと思っていたところなので、大変うれしいコメントです。大作の明かな教科書ですが、完成度とわかりやすさから皆さんに一読いただきたいですね。村上龍氏が経済の専門家から教えてもらったという話を読んで、本書の存在を知った次第です。

ビジターの代表としてお聞きしたいのですが、本ブログでどのような本のレビューを期待されますか?

何でもよいから毎日一冊ビジネス書紹介のような事は
やってる時間も意志もないのですが、時に難しすぎるという反応に、まさにユーザーのマーケティング、ターゲットにとまどっています。

ところでイームズなどの最近はやりのミッドセチュリーのインテリアお好きなんですか? 私はもっとアンテークで、外国の家具系ならばシェーカー系が好みです。

Posted by: 管理人 | March 01, 2005 at 10:53 PM

初めまして。TBありがとうございます。
スティグリッツの「入門経済学」は僕も買ったのですが、結局、途中で挫折してしまいました。教科書というのは、なかなか「楽しく」は読めないですね。
しかし、『スティグリッツ早稲田大学講義録』の方はテーマがハッキリしていて、ずっと読みやすかったです。僕はマルクス経済学を勉強していますが、スティグリッツ氏の現実感覚みたいなものは大変勉強になります。

Posted by: GAKU | March 05, 2005 at 09:19 PM

GAKUさん コメントありがとうございます。私は経済学部で学ぶ近経もマル経の違いも良く知らないのですが、マクロな視点(マクロ経済という意味でなくて)で資本主義の潮流を鳥瞰して、日々の経済を現場の眼で見つめれば、ステッグリッツ氏の入門サマリーは日本の他のどの経済学のセンセイの教科書よりもわかりやすかったです。現実の経済の需要・供給の関係は理屈のようにカッコ良くはありませんが。

Posted by: 管理人 | March 13, 2005 at 06:03 PM

トラックバックありがとうございました。

Posted by: 株の初心者も296倍成功出来る銘柄情報 | April 24, 2005 at 09:40 PM

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Tracked on March 05, 2005 at 09:15 PM

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