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修羅場のマネー哲学

修羅場のマネー哲学―1億5000万円の借金を9年間で完済した男
木戸 次郎
幻冬舎 (2003/12)
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4 どん底状態の記述がリアル
5 この本を読んで得られたこと。
5 修羅を生きた男が書く、日本経済再生の書


投機で数億円稼いで、失った20代のある若者の話


著者はバブル期のサラリーマン新人時代にトップ証券マンを経験。一番景気のよい時代の一番おいしい味を知ることのできた立場であった。社会人になったばかりの若者が生業=業として、サラリーマン生活の傍ら、株で運用稼業で、年に1億を使いまくるバブル期を過ごす。
バブル凋落時に7億の損失を起し、資金ぐりして残った借金は1億5千万円。株で失った金を株で稼ぎかえした。その年月は9年。まさに天と地獄をあじわった一人の20代サラリーマンの半生(と記すほどの長い年月ではない)の記録である。

彼を奈落の底に落したのは、信用取引きであった。そして彼が挽回したのは証券マン時代の資産家の資産の成果報酬での運用だった。まさに博打と表裏一体のストーリーである。

著者の銘柄運用の哲学は株市場のメジャーな流れと逆をする事と、仕手株にはついていかないことだった。

本書の後半は実体験に基づく、グローバルな経済予測であるが、こちらはエコノミストの解説に比べると、物足りなさが残る。特に日本の実体経済を支えてきたのメーカーであり、バブルと直接関わらなかったこれらメーカーの実力は鉄工業出荷指数で問題なく、今後も期待できると説明している。このあたりは、メーカーの現場を知らな過ぎる。マクロな経済を実体経済として体験せず、数字でしか判断できない、証券マン経歴だけの限界を感じた。

後半の持論はともかく、前半の著者に20代時代に降りかかったバブルの天国と地獄は必見である。特に株入門と騒いでいる主婦層には読んでおいたほうが家族のためである。

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Tracked on January 11, 2005 at 12:29 PM

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