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金持ち父さん貧乏父さん

金持ち父さん貧乏父さん
ロバート キヨサキ 白根 美保子
筑摩書房 (2000/11/09)
売り上げランキング: 550
通常24時間以内に発送
おすすめ度の平均: 4.01
5 お金の哲学書。
4 サラリーマン家庭は国家と企業の奴隷
5 目からウロコ


投機が時に希望を生むのか?

本書は高学歴で貧乏な人とそうではないが裕福になった人を、それは投資をしなかったからと切々とやや過剰に論じている。著者は不動産投資で成功したから、投資はすばらしいという結果論に過ぎない。著者は一時は家なしの生活を過ごしていたとも聞くのだから。

金銭的成功を自分の一生を超えた100年、200年のスパンで判断すれば不動産投資もその子孫から見れば先祖の成功といえるのかもしれないが、その逆もあり、いずれにせよ投資した本人が正解だったか失敗だったか、わからない。投資の技術を勉強して、実践するのは不毛とレビュアーは考える。なぜなら、それは世の中に何も生み出さないからだ。成功した例だけがベストセラーの題材になる。そして成功者の陰にはその投資で失敗した人々がいて、その負債の合計は成功者の利益(税引き前)の合計となるのはよく考えて見ればわかる話だ。その意において橘玲氏の批判論や提言の方が真っ当に感じるし、経済活動に参加するならば渋井さんの決算書のわかりやすい本で勉強をする事をお薦めしたい。いずれでもない方は自分の楽しい事をしていた方が健全に思う。

歴史のないというコンプレックス、移民者の作った国家、パイオニア精神で家を建て、ガレージをDIY精神で改築し、家の資産価値を高め、またステップアップした家に移っていく。スクラップ&ビルドの日本と比べ、家が資産である大前提を唱えるのは米国人ならで当然の発想である。

否定的なコメントに始終してしまったが、日本の学校のカリキュラムで、一般教養科目だけでなく、保険、お金の貸し借り、運用の最低限の生きる力としてのお金の知識を教えなけれならないと思う。

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