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中国は日本を追い抜けない!

中国は日本を追い抜けない!
唐津 一
PHP研究所 (2004/09)
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おすすめ度の平均: 4.12
1 干物が書いた本
5 尊敬あるのみ
5 越えられない壁

結論には疑問も残るが、OBからのエールと受けとめたい

元松下電器技術常務の著者が著作群で一貫している主張は日本のものづくり賞賛である。この主張は10年来変わっていない。本書ではこの10年台頭し、日本の脅威となりつつある中国のものづくりの状況を考察して、中国生産ラインの現場のモラル、勤勉性や特許数等を日本のそれらと比較して、日本の製造業の優位性を説き、現役世代にエールを送っている。

日本の製造の黄金時代を築いたOBの唐津氏の提言に敬意を表するが、製造業立国を標榜するためには並行して克服しなければならない課題があると考える。1つが為替の政策である。輸出中心の製造業を維持して、国内の工場の空洞化(とそれに伴う雇用の提供)を元にもどすには、日本の経済実力に妥当な円安政策が必要と考える。2番目が輸入品に依存しない国内で完結した新しい市場を作ること。3番目が知財の対投資効果を精査することである。唐津氏は日本は米国の次に特許の数が多い国とされているが、その多くは基本特許ではなく、製品への搭載、有効利用率が低いのは既に公な事実である。

タイトルが予言の如く正しいのかは疑問が残るが、OBからのエールとして受けとめたい

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